この記事ではこんな疑問に対してお答えしています。
- 工場はなんでこんなにも暑いの?
- 工場が暑くて辞めたいは甘え?
工場の夏は45度まで上がる、とても過酷な労働環境です。
毎年のように熱中症で3人は倒れていくなかで、命の危険さえ感じてしまうほど。
周りの社員はもくもくと作業をこなしているなかで、
- 暑いという理由だけで会社を辞めることは甘えなのか?
- そんな工場で、これからも働いていていいのだろうか?
こんな疑問を抱きながら働いている人も多いのではないでしょうか。
暑くてきつい工場から脱出して、涼しい環境で働きたいと思うことは当然の考えです。
この記事では、工場勤務歴10年以上のひろちきが、
暑すぎる工場で働くことは危険なので脱出したほうがいい!
ということを伝えます。


工場の夏が暑すぎる理由
そもそも、なんで工場ってこんなにも暑いの?
工場の中は、暑すぎてサウナに入っている気分になります。
ここでは、なぜ工場はこんなにも暑いのか?理由を解説します。
建物が古い
まずは、工場が暑い理由の一つとして、建物が古いことがあります。
工場の建物は古い構造になっているので、外気温の影響をダイレクトにうけてしまいます。
とくに、50年以上まえに建てられた工場では、屋根が低い構造になっているため、
空気がこもりやすくドヨ〜ンとした重たい空気に包まれてしまい、工場内の気温がものすごく上がってしまうのです。
僕が働いていた工場は築80年でした。
機械が熱をもっている
機械が熱を持っていることも原因の一つです。
実際に機械を触ったことがある人ならわかると思いますが、常に動いてる機械はかなりの熱をもっていますよね。
その熱が空気中に広がっていくので、工場の気温がグングン上がっていくわけです。
管理職が人を大切にしない
空調管理されていない工場の管理職は社員を大切にしません。
管理職の人たちは涼しい事務所の中でパソコン仕事をしているので、
灼熱の現場で僕たちがどれほどの苦労をしているかなんて興味ない人が多いのも事実。
現場社員に働きやすい環境を提供することが管理職の仕事。
このことから、空調管理ができない工場は、社員のことを大切にしていない工場です。
実際に僕は、
エアコンなんてもったいない!働け!
と言われたことがあります。
会社の資金不足
会社の資金不足で空調管理できない工場もあります。
空調管理をすることは、ものすごい電気代がかかってきます。
しかし、その電気代を払うことのできない工場もあります。
このような工場は、爆発的に利益が上がらない限りは空調設備を入れる余裕もないので、
今後も空調を入れる予定は限りなくゼロに近いです。
暑すぎる職場は法律違反です
暑すぎる工場は法律違反じゃないのかな?
結論。
社員の健康を害する環境は、法律違反です。
法律では、社員に対して働きやすい環境を整えなければならないという、ことが次のように定められています。
第七十一条の二 事業者は、事業場における安全衛生の水準向上を図るため、次の設置を継続的かつ計画的に講ずることにより、快適な職場環境を形成するように務めなければならない。
一 作業環境を快適な状態に維持管理すること
二 労働者の従事する作業に対して、その方法を改善するため
三 作業に従事することによる労働者の疲労を回復するための施設または整備
四 前三号に掲げるもののほか、快適な職場環境を形成するため必要
労働安全衛生法 第七章の二 快適な職場環境の形成のための措置:安全衛生情報センター
簡単に説明すると、「働く環境を快適な状態に保つための処置が必要」
ということです。
このように、暑すぎる工場は命の危険にさられれるだけではなく、会社として法律違反になるので、
絶対に脱出すべき環境です!
工場勤務の夏が暑くて辞めたいと思う人の理由
工場が暑くて辞めたいんだけど。
実際に僕が経験した、工場が暑くて辞めたいと思った理由をまとめました。

工場が暑くて仕事にならない
そもそも、工場が暑すぎると頭がボーッとして集中力できないですよね。
こんな悪い環境なのに、
- 仕事の効率アップ
- 生産性アップ
- 早く仕事をしろ!
こんなことを言ってくる上司には本当に嫌気がさしてきませんか?
常に脱水気味な状態で、仕事を考えていられるわけがありません。
人間の体は、水分が3%失われただけでも集中力が低下して本来のパフォーマンスを発揮することができません。
4〜5%失われた場合は脱水症状になってしまいます。
工場が暑くて働きたくない
朝起きるたびに、
『またあの地獄のような工場にいかなければいけないのか・・・。』
と思ったことは誰もが1度はあるはずです。
僕は、毎日行きたくないと思っていました。
人間というのは、労働環境が悪いだけで、こんなにも仕事に対する熱意が下がってしまうのです。
熱中症になりかけて命の危険を感じた
仕事中に立ちくらみがしたと思ったら、そのまま意識がなくなっていた。
そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。
実際に僕も、熱中症に2回ほど意識がなくなりかけていますが、本当に危険ですよね。
仕事中に水分補給もできない環境なので熱中症になってもおかしくはない環境です。
僕の工場では、毎年3人は倒れていました。
夏が暑い工場は冬も寒い
暑すぎる工場は、冬も寒い。
夏➡️45度
冬➡️3度
40度以上の気温差があるのは本当に大変。
製品の搬送のために、大扉も開いたままになっているので、強風が吹き荒れる中で仕事をしなければいけません。
季節を感じれることは素晴らしいことですが、労働環境としては辛いの一言。
熱中症で仕事を辞めることは正しい判断
熱中症で仕事を辞めることは甘えかな?
熱中症で会社を辞めることは決して甘えではありません。
あなたの命に関わることでもあるので、暑い工場から脱出することは正しい判断です!
定年まで暑い工場で働くことは命に関わる
できるなら、一つの会社で転職しないで定年まで働きたい。
こんなことを考えていませんか?
実際に僕も同じです。
一つの会社で無事に定年まで働き続けることが理想ですよね。
定年後もアルバイトで働きたいと思うかもしれません。
しかし、そんな暑すぎる工場で定年まで働くことができるでしょうか。
50歳〜65歳の熱中症で死亡する確率は労働中がもっとも高い確率で亡くなっていることもデータではわかっています。
このことから、暑すぎる工場で定年まで働くのは、命に関わることだということを重く受け入れる必要があります。
想像してみてください。
もうすぐ定年を迎えるという中で、いつまでも暑い工場で会社に使われながら働いている姿を。
こんな人生からいますぐ脱出したいと思いませんか?
転職できない年齢になる前に暑すぎる工場からは脱出してしまいましょう!
退職理由が「暑い」でもOK
退職理由が『暑い』でも問題ないの?
結論。
退職理由が『暑い』でもOKです。
転職で労働環境を改善することは当たり前なことですからね!
実際に僕も退職理由を話すときは、
『夏になると45度になるので、工場が暑すぎて熱中症になりかけました』
と伝えたら、簡単に納得してもらえました。
むしろ、
『そんな暑い環境でよく働いていたね』と同情されたくらいです。
他の会社からしたら、異常な環境で働いていたことがわかった瞬間です。
暑い工場から脱出すれば涼しい環境で働ける
夏は涼しく、冬はあったかい環境で働くことができます。
想像してみてください。
- 暑い夏にキンキンに冷えた冷房のかかった工場で快適に仕事ができる環境を。
- 寒い冬に、シャツ1枚で仕事できる。何枚も重ね着しなくていい環境を。
- こんな悪い環境から脱出して定年まで快適な環境で働ける環境を。
良い環境で働いている人は、転職活動の時から労働環境を確認しながら行動に写しています。
あなたも、暑い工場から脱出して空調のきいた工場で快適に働いてみませんか?
まとめ:暑くてつらい工場からは脱出するべき
実際に、僕も暑い工場で働いていましたが、毎日が憂鬱で夏が嫌いになってしまったほど。
そんな辛い工場から脱出して労働環境のいい工場で働いたほうが、人生の幸福度は格段に変わってきます。
温暖化が騒がれている中で、空調設備すらつけることのできない工場で働いていたら、あなたの命に関わってくることです。
僕は、そんな暑い工場から逃げ出しました。
あなたも空調のきいた快適な工場で働くことを強くオススメします。
